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マーケティング
2023.03.23

変化が大きい動画マーケティングの動向。米国最新トレンドを紹介

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1.はじめに

マーケティングには、Eメールやソーシャルメディアの活用など、様々な形態がありますが、特に注目を集めているのが動画マーケティングです。毎月、インターネットユーザーの85%もの人々がデバイスで動画コンテンツを視聴しており( https://www.oberlo.com/blog/video-marketing-statistics )、2020年には2億4440万人以上の人々がデジタル動画を視聴したという報告もあります( https://www.businessinsider.com/us-digital-video-viewership-will-grow-faster-than-expected-2020-10 )。このような状況下で、動画マーケティングは大衆にリーチする方法として非常に有効な手段となっています。

特に、HubSpotによると、53%の消費者が自分のフォローまたはサポートしているブランドの動画コンテンツを見たいと回答しており( https://blog.hubspot.com/marketing/content-trends-preferences )、動画をマーケティングツールとして活用することで、企業はターゲット層に効果的にリーチすることができます。

本稿では、2023年の動画マーケティングのトップトレンドを解説し、米国企業の実例を交えながら、中小企業がそれらを活用する方法を紹介します。

2.動画マーケティングのメリット

動画マーケティングの利点には、以下のようなものがあります。

2−1.SEOランキングの向上

動画マーケティングは、企業のウェブページの検索エンジン最適化(SEO)ランキングを向上させるのに役立ちます。動画内で公式ウェブサイトにバックリンクを貼ったり、YouTube動画のタグ機能を利用したりすることで、Google検索の上位表示を目指すことができます。

また、視聴者からの「いいね!」やコメントも、SEOランキングの向上につながり、ウェブページへのトラフィックを増やすことが期待できます。正確かつ適切なメタデータを付与し、主要なSEOキーワードを含むタイトルを使用すると良いでしょう。

2−2.視聴者を魅了する

近年、消費者はブランドに対し、透明性や信頼性を求める声が高まっています。このような状況下で、動画の活用は、ブランドをアピールするのに最適な方法となります。

動画を使えば、視聴者は高品質な画像で商品やサービスを見ることができ、ブランドやビジネスに対する好奇心が高まります。

2−3.情報提供や教育に役立つ

説明的な動画は、視聴者に大きな学習効果をもたらします。消費者自身が有益性を実感すれば、他の動画をもっと見たいと思ってもらえることでしょう。

一つの良質な動画をきっかけとして、自社ビジネスについて知ってもらう絶好の機会となります。

2−4.コンバージョン率を高める

商品を購入する際に、ランディングページに動画があると、消費者は販売に踏み切る確率が80%高くなるといわれています( https://digitalmarketinginstitute.com/en-us/blog/the-importance-of-video-marketing )。

つまり、高品質な動画を制作するために費用や時間がかかったとしても、それを補うだけのメリットが期待できます。

2−5.顧客体験をパーソナライズする

ライブ動画や消費者向けにパーソナライズされた動画は、ブランドへの信頼感を高めるのに最適な方法となります。動画マーケティングでは、消費者と企業の間で強い対面体験を実現することができます。

3.動画マーケティングを活用している米国企業

動画マーケティングを活用している米国企業の実例を紹介します。

3−1.Nike( https://www.nike.com/

Nikeは、自社製品やブランドのイメージを広めるために、様々な動画コンテンツを制作しています。中でも、自社製品を使用するアスリートのストーリーを紹介する動画コンテンツは、多くの人々から支持を集めています。

例えば、2021年、Nikeは「Play New」と題した新しい広告キャンペーンを開始しました( https://youtu.be/ZPi7C3MND2o )。このキャンペーンは、新しいことに挑戦する喜びを強調するもので、個人がスポーツに挑戦し、失敗する様子を描いています。

3−2.Apple( https://www.apple.com/

Appleは、新商品の発表や製品紹介に動画を積極的に活用しています。また、自社製品を使用する消費者が制作した動画を公開し、より多くの消費者とのコミュニケーションを図っています。

例えば、AppleのYoutubeチャンネル( https://www.youtube.com/user/Apple/videos )は、製品ごとにプレイリストとセクションが分離されており、非常によく整理されています。

3−3.Coca-Cola( https://us.coca-cola.com/

Coca-Colaは、ブランドのイメージを強化するために、多彩な動画コンテンツを制作しています。中でも、自社製品を楽しむ人々の幸福感や楽しさを伝える動画は、視聴者から高い評価を得ています。

3−4.Airbnb( https://ja.airbnb.com/

Airbnbは、新たな旅行体験を提供することを訴求するために、様々な旅行者のストーリーを収録した動画コンテンツを公開しています( https://www.youtube.com/@airbnb )。これにより、旅行好きな人々に自社のサービスをアピールしています。

これらの企業は、動画マーケティングを積極的に活用することで、自社ブランドの認知度を高め、消費者とのコミュニケーションを促進しています。特に、自社製品やサービスを使っている人々のストーリーを紹介することで、視聴者の共感や興味を引き、ブランドイメージを強化する効果があることがわかります。

4.2023年の動画マーケティングにおけるトレンド

動画マーケティングの世界は常に変化しており、新しいトレンドが次々と現れています。最近では、ライブ動画、舞台裏動画、検索最適化動画、動画の細分化(アトマイジング)、教育動画などが注目を集めています。ビジネスは、常に新しい方法で顧客との接点を創出し、顧客との関係を構築して行く必要があります。動画マーケティングにおいては、これらのトレンドを把握し、追跡することが重要です。

4−1.ライブ動画

ライブ動画は、リアルタイムで視聴者と交流し、顧客との関係を構築することができます。ライブ動画を活用することで、製品やサービスを実演し、質問やフィードバックに対応することができます。また、ライブ動画は限られた期間内にのみ視聴可能であるため、動画のコンテンツの貴重さを高め、視聴者を引き付けることができます。

4−2.舞台裏動画

舞台裏動画は、ビジネスの裏側を公開することで、ブランドをより身近で親しみやすく、オーセンティックなものにするための動画マーケティングのトレンドです。製品開発のプロセスや社員の日常業務、イベントの舞台裏など、一般の人が見ることができない情報を提供することで、消費者とのつながりを深め、信頼関係を構築することができます。また、SNSなどのプラットフォームでシェアされることによって、ブランド認知度を高めることができます。

4−3.検索最適化動画

検索最適化動画は、ビジネスが検索エンジン上でより高いランキングを獲得し、潜在的な顧客を引き付けるために、動画コンテンツを検索エンジン最適化(SEO)することを意味します。検索最適化動画は、タイトル、説明、タグなどのメタデータを最適化することで、より多くの視聴者に動画を見てもらえるようにします。また、動画の品質、長さ、視聴率などもランキングに影響するため、これらの要素を改善することも重要です。

4−4.動画の細分化(アトマイジング)

アトマイジング動画は、動画コンテンツを異なるプラットフォームで再利用する方法です。これにより、コンテンツ作成にかかる時間と労力を節約できます。たとえば、企業がYouTubeにアップロードした動画を、Instagram、Facebook、Twitter、TikTokなどの他のプラットフォームで使用できるように編集することができます。これにより、企業はより多くの観客を取り込むことができるようになります。

4−5.教育動画

教育動画は、視聴者とのやりとりを簡単で楽しいものにし、製品やサービスを理解するのに役立ちます。教育動画は、製品の機能や使い方を視覚的に説明することができ、視聴者の購買意欲を高めることができます。さらに、教育動画は、業界や製品に関する知識を共有することで、視聴者の信頼性を高め、ロイヤルティを醸成することができます。

5.海外進出・海外展開への影響

日本企業が海外進出する際に、動画マーケティングを導入することは非常に有効です。現代において、動画コンテンツはインターネット上で最も多くのアクセスを集めている媒体の一つです。海外市場でも、動画マーケティングは多くの消費者にリーチする手段として、ますます重要視されるようになっています。

動画コンテンツは、言語や文化の壁を超えることができ、視聴者に直接的かつ鮮明なメッセージを伝えることができます。また、高品質の動画コンテンツは、消費者に製品やサービスの魅力を伝えるだけでなく、企業や品質への信頼性を高める効果もあります。

さらに、現代の動画プラットフォームは、ターゲットオーディエンスに簡単にアクセスできるようになっています。現地の動画プラットフォームに投稿することで、より多くの消費者にアクセスすることができ、地域特有の文化や嗜好を反映した動画コンテンツを提供することで、より強力なブランド認知度を構築することができます。消費者とのコミュニケーションを促進し、企業の信頼性やブランド価値を高めることができるため、日本企業が海外進出を成功させるためには、動画マーケティングを有効活用することが不可欠です。

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